自民党の麻生太郎最高顧問が、3日に開かれる麻生派の研修会で総裁選の前倒しを求める意向を表明することが分かった。
麻生氏周辺が明らかにした。
麻生氏は党内で唯一残る派閥の会長を務める。
首相経験者の麻生氏はこれまで、首相の進退は自らが判断すべきだとして、表立った発言を控えていた。
だが、2日の党の参院選総括を受けても、首相が進退を明言しないことが党の亀裂を深めている現状を踏まえ、自らの考えを明らかにする。
ただ、約40人の派閥所属議員の行動を縛るものではないという。
■このまま行けばあらゆることが詰んでいく
自民党の麻生太郎最高顧問は、参院選後に石破茂首相が面会した首相経験者3人の中で最も厳しい態度で臨んだとされている。
退陣を余儀なくされると誰もが見ていた石破氏はその後、続投の意思を示し続けてきた。
それを見つめる麻生氏は周辺にアレコレ漏らしているとされる。
「麻生氏は石破氏が続投の意思を示し続けてきたことについて、かなり厳しい言葉を用いて批判していると聞きました」
と、政治部デスク。
「“首相の判断は何よりも重い”というのは永田町なら誰もが知ることで、たとえば麻生氏も安倍政権時代には消費増税を延期する安倍氏のスタンスに実際は反対でも“判断の重さ”を重視して閣内にとどまり続けたということがあります。
が、今回の石破氏が示してきた続投姿勢には明確に異を唱えているということのようです」(同)
麻生氏はどんな言葉を漏らしているのだろうか。
「ざっくりと、“石破氏の続投を許すことは政権の容認を意味する。
総裁選前倒しを支持することは政権に不信任をつきつけると言う者もいるが、逆にそうしないのは政権を信任して石破氏で解散総選挙を戦うのを受け入れるということだ。
石破政権のまま行けばあらゆることが詰む”といった具合のようですね。野党の協力は得られず政権は立ち往生し、参院選後に上昇している内閣支持率も早晩、右肩下がりになるということを言いたいのでしょう」(同)
https://news.yahoo.co.jp/articles/63b06c6d483ebaf04cd11...
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