いまも学校内で広がり続ける深刻な性犯罪。「週刊文春」は文科省「人事行政状況調査」等に基づき、14年から23年度までの過去10年を遡り、全国67教委別の「教員による性犯罪」の被害状況を比較調査した。
◆「先生とキスできるんか」「エッチできるんか」女子生徒が執拗に迫られ…
ワースト1位となったのは、大阪府の南部に位置する政令指定都市・堺市だ。(ワースト5位までのランキングは次ページに掲載)
過去10年で懲戒免職処分を下した教員の数は31人。市全体の教員数で割ると0.07%となり全国平均0.024%の約3倍にも達するのだ。
「17年には、公立高で部活動の顧問教諭による女子部員への“全裸強要事件”が発生。
前日の試合で敗れた女子生徒を教室に呼び出し、『裸になるぐらいの覚悟で頑張れ』と全裸を強要。
『大人になったらエッチしような』等と発言した。
教諭は30年近く同部の顧問を務め、当時だけでも13人の生徒が『先生とキスできるんか』、『エッチできるんか』等とセクハラや体罰を受けていた」(在阪社会部記者)
23年の堺市の統計では、市内で起きた性犯罪109件のうち、不同意性交等の被害者の約71%、不同意わいせつ被害者の約60%が学生で、中学生が最も多かった。さらに、
「24年5月には、府立泉北高等支援学校の講師が知的障害のある女子生徒の身体を体育館で触るなどした上で、ホテルで性行為に及び、
翌年、不同意性交・不同意わいせつ罪で懲役6年の実刑が下った」(同前)
◆「更衣室にカメラを設置」「修学旅行先でも…」ワースト2位となった自治体での被害
続いてワースト2位となったのが広島県だ。過去10年で懲戒免職処分を下した教員の数は71人にものぼり、全体の教員数で割ると0.05%となる。
地元紙記者が言う。
「広島県では22年、小学校の教員が更衣室にカメラを仕掛けた上、修学旅行先の宿泊施設の大浴場でも小型カメラを使って女子児童3人を盗撮。
県警に逮捕される事案が発生した」
ソース全文
https://bunshun.jp/articles/-/81830?page=...
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