東京・品川区。去年9月にリニューアルオープンしたフィットネスジム「ワールドプラスジム」。トレーニングエリア
やストレッチエリア、広々としたソファーに、シャワーも完備され、全て月額7150円で24時間利用することができる。
手軽さや時間に縛られないことから、需要が拡大してきている24時間ジム。こうした中、最近ある問題が起きている。
「通ってる24時間ジム。最近ちょくちょく“お前ここ宿代わりにしてるだろ”みたいな人現れ始めたな」(Xの声)。
■ジムを宿代わりにされる弊害
ジムを宿代わりにしている人について、株式会社ワールドプラスの上口泰正代表は、「結論から言うといる。だいぶ
減ったが、今でも一定数存在はしていると思う」といい、一部の店舗でスタッフ不在の夜間に長時間滞在する人がいる
という。
「ジムの中でどういった活動されているかは翌日わかる。トレーニングしている体で、シャワーを浴びて、その後、ス
トレッチスペースで仮眠を取って、朝出勤していく方は全然いらっしゃる」(上口氏)
専用のQRコードで自由に入店できるワールドプラスジムだが、これまでのケースについては、「駅前の店舗だと、
始発待ちみたいな感じの方が目立つ。寝袋を持ち込んで寝ている方も実際にいらっしゃった」と振り返る。
なぜそのような使い方をするのか。上口氏が利用者に尋ねてみると、「お仕事の都合で週に1回ぐらいは(自宅から
離れた)ジムの近くで仕事をしている。ただ、ホテル取るのもちょっとめんどくさいと。たまたま自分はワールドジム
の会員で、出張のときは朝まで過ごさせてもらっている」ということだった。
さらに、24時間ジムの元店長だったという20代の男性は、「例えば、ストレッチエリアに深夜帯から5時間以上滞在
されて帰られる方や、個室のシャワールームに入って5時間ほど出てこない方もいらっしゃった」と話す。
宿代わりにされる弊害について、上口氏は、「2つあると思っている。1つは、同じ時間にトレーニングを一生懸命頑張
りたいと、真面目にやっている方々から環境が悪いジムだと感じられてしまうところ。もう1つは、設備の清掃状態など
に弊害が出てくると思う」と説明。
今後も24時間営業を続けていきたいとした上で、「僕たちは基本的にお客様1人1人のマナーやモラルによって質が担
保されている。あとはお客様同士の相互の助け合いで成り立っているビジネスでもある。実際に入退館に関しても、時
間でしっかりモニタリングできるような仕組みを入れたので、だいぶ環境が改善されてきた。ただ、まだまだ隙間を縫
ってジムを本来の目的と違う使い方する方がいらっしゃるので、引き続き会員のためにもしっかり管理していきたい
と思っている」と語った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/899c34ef8f63ab9796eaa...
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