トランプ氏の急所、米国債なお不安 鎮まらぬ「米国売り」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN10DZO0Q5A410C2... ゴールドマン・サックスのドミニク・ウィルソン氏は、
トランプ政権が相互関税の上乗せ部分の多くを一時停止した後も米景気後退リスクは高まったままだと指摘する。
同氏は米国資産を買ってきた海外投資家が「米国の法制度や政策の不透明感に引き続き懸念を抱く可能性が高い」とみて、米長期国債やドル売り圧力が続くと予想する。
市場参加者が不安視するのは、より足の長い海外マネーの米国離れだ。
「アジアの中銀が入札を控えそうだ」。10年物の米国債入札を控えた9日には、市場でこんな噂が飛び交った。欧州の富裕層資金を運用する英運用会社は顧客の要求に応え、年初から米国資産を数千億円単位で売却している。
トランプ政権の強硬な経済・外交姿勢に不安を抱く海外投資家の米国離れが進む。
米国との貿易戦争が激化する中国は1月時点で米国債を約7600億ドル抱える世界2位の投資家だ。
市場では米国に圧力をかけるため「中国人民銀行(中央銀行)が米国債の売りに動いているといった噂が出ている」(米運用会社)。
欧州の大手債券ヘッジファンドも中国が金融を武器として使うシナリオが実現しても「なんら不思議ではない」と話す。
世界最大の米国債保有国である日本の投資家も足元で慎重姿勢に転じている。
日本の財務省の統計によると、日本勢は米国債を中心とする外国債券の売越額が先週、約2.5兆円と5カ月ぶりの大きさを記録した。
「日本勢も米国債の持ち高を抱えきれなくなり、売却の動きがある」。
三菱UFJ信託銀行ニューヨーク支店の横田裕矢氏はこう語った。
米国資産を敬遠するムードが世界に広がり、金融市場の緊張は続く。
NY債券、長期債続落 10年債利回り4.42% 現金確保の売り
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL10EC90Q5A410C2... 関税ショックは株だけじゃない、米国債の信用崩壊も始まった
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2025/04/546222_1...
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