不謹慎も何も答えが出ないのにこれは何?
あえて言うならカンボジアだよ。
フンセンは国境地帯でやってるカジノや中国人首領の国際詐欺団を炙り出させたくなかった。
この話が当事国以外で報道される時に情報として欠けてるのが、事件以前の出来事と経緯。
なぜ国境でゴタゴタしていたかといえば、タイが国境の向こうにある国際詐欺団を問題視してたから。
今年の2〜3月にミャンマーとタイの国境地帯で国際特殊詐欺団が摘発され、日本人もいたから覚えてる人は多いはず。
それ以来、タイはミャンマー以外の国境地帯でも国際特殊詐欺団が暗躍してたのを問題視してた。
国境のカンボジア側にも国際特殊詐欺団がいて、中国の傀儡国家であるカンボジアは最高権力者のフンセンが彼らを庇護してたと言われる。
ミャンマーでの摘発以降、タイはカンボジア側の国境での出入国チェックを厳しくして詐欺団の摘発を始めた。
これによってカンボジア人の入国が減らされ、皮肉にもタイ国内での外国人犯罪が大きく減少するという結果が出ていた。
反対にカンボジア側の組織は出入国が難しくなるし、表の世界でもタイに依存してるカンボジアの国境ビジネスが大打撃を受けていた。
そしてタイは国際社会の要請で国際特殊詐欺団の摘発を行おうとしていたのだが、カンボジアは協力しなかったのだ。
ミャンマーのようにカンボジア政府が協力すれば摘発できたのに、カンボジアは協力しなかった。
フンセンが国際特殊詐欺団を庇護してたからで、結果としてカンボジア側は打撃を受けて苛立つようになった。
両国の国境紛争なんて前世紀からずっと燻ってるものだったから、フンセンはそれを利用した。
ここで武力衝突が起きれば、国内世論に火がつき、タイは明確な敵国になって大騒ぎになる。
国際特殊詐欺団の話は隠され、和平したとしても国境地帯でタイの彼らを摘発する動きは消滅することになる。
確かにタイへの百万人単位の出稼ぎやインドシナ半島のサプライチェーンなどでカンボジアは打撃を受けてしまうが
それはタイも困るわけで、やがては回復することは明白だった。
だからあえてカンボジアは国境で戦火を交えて、国境問題を世界に問うことで国際特殊詐欺団問題を隠蔽した。
アメリカすぐに和平を取り持ったが、カンボジアは瞬間的に飛びついてる。
それで仲裁されれば、フンセンの筋書き通りだからね。
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