兎にも角にも無知というか認識不足が過ぎる
例えば(スレチになるが)国の借金が~の話にしても例えて言えば100万円の借金があるけど預貯金が80万円あるから
差し引きの実質的な借金は20万円・・・これが今の日本の実情で実質的な借金はアメリカはもとよりドイツやフランス
等より少ない。もちろん換金できる資産や預貯金のみの範囲でね。
そして何なら例えば新幹線や高速道路網や空港など、債権化して売却できる資産が国内外に沢山ある。
そういう事を一切言わないで「借金が100万円あります」としかいわない財務省の功罪は周知の通り。
石破が「ギリシャのようになる」といったギリシャは借金が債務超過状態な国で日本とは全く異なると批判されたことも既知の通り。
で、話を円相場に戻すと
既に書いた通り日本は20数年前から「貿易立国」ではなくなった。基本的に貿易では赤字しか出ない国なのだ。
で、今の日本は主に「第一次所得収支」で稼いでいて、その為には「円安」は必須。
そして為替操作は現状では国際的に「事実上」禁止されていて、特定の国の通貨を操作することは出来ないし、あのトランプ
でも出来ない。出来ないから「為替操作」ではなく「為替誘導」を行っていて、その手段の一つが金利。
トランプは常々「ドルが高すぎる」と主張していてドル安に誘導したい、だからFRBに利下げ(ドル安誘導に繋がる)圧力を
掛け続けているわけ。
そこまでして「通貨安」に誘導したいアメリカと比べて日本はラッキーなことに「円安」基調が続いている。
何としてでもドル安に持って行きたいアメリカを横目に「円安は悪」と断じる根拠はいかに?
今の日本政府の政策が良いとは言わないが、ガソリンの市中価格はOECD32か国の中で3番目に安い。欧州の国々は
軒並み300円/L程度している。
それでも暫定税率や2重課税など問題は山積しているが補助金などでガソリン価格を安価に維持していることは事実。
むしろ円高誘導によってガソリン価格や輸入食材や天然ガスに資材、マテリアル等々の輸入コストが下がる事よりも
遥かに大きなデメリットが円高にはある。
そもそもアメリカなど有体に言えば兵器と航空機くらいしか輸出産物はなく頼みだった半導体もインテルが青息吐息な
状態にあるように「輸出の為にドル安誘導」を行っているわけではない。輸出など、そもそもプライオリティは低い国なのよ。
それでも「ドル安を目指す」理由は他にある。
その「他の理由」を一身に享受している国が日本であり、まさに円安様様なんなんだな。
で、上記の事をここまで書いてから言うけれど
物価高や賃金の問題は別儀。円安が要因ではない。そして日本の国益の為には(もちろん過度は駄目だが)円安の方が好ましい。
科目、項目はさておき「経常収支」が赤字になるということは「日本の富」が海外に流出してしまうということ。
枝葉の輸入品価格などより「国として考えるならば国の富が海外に流出しない」ことが何よりも重要で、その為には円安一択。
返信する