自民党総裁選挙は4日が投開票日です。決選投票が確実と言われる今回の総裁選。
政治部官邸キャップの平本典昭記者が決選投票の展開を徹底分析します。
──まず、一番可能性が高い組み合わせは、誰と誰ですか?
「小泉進次郎氏、高市早苗氏の対決」という声が多いです。さらに、その場合、「小泉氏が優位」との見方が多く出ています。
なぜか。これまでの取材で見えてきた自民党内の情勢を分析してみたいと思います。
決選投票で勝敗のカギを握るのは「麻生派」「旧岸田派」「林芳正氏陣営」「小林鷹之氏陣営」「茂木敏充氏陣営」の5陣営のです。
なぜこの人たちなのか。それは票を「塊」で持っているため、味方に付ければ1票1票でなく「ごっそり」票を獲得できるからです。
まずは、唯一残る派閥のトップ「麻生太郎・最高顧問」。そして、旧岸田派のトップ「岸田文雄・前総理」です。
この2人が「この候補に投票を」と決めれば票が「ごっそり」動く力があるとみられています。
さらに、仮に決選投票が高市氏と小泉氏の組み合わせになれば、残念ながら残れなかった3陣営の票がどちらに流れるかが、ポイントとなります。
では、分析していきましょう。
(決選投票が)高市氏と小泉氏の場合、岸田氏は小泉氏に、そして、林陣営も小泉氏に票が多く流れるとみられています。
◆「高市氏はちょっと」
実は、取材をしていると自民党内に「高市氏はちょっと…」という議員が少なくない、と感じます。
どういうことかというと「高市氏の過激な保守的なスタンスは受け入れられない」という声があります。
ある総理経験者は「高市氏が総理になれば、中国との関係などが悪化する。高市総理だけはダメだ」などという指摘があります。
「この人がいい!」という声も大事ですが、「この人だけダメだ!」という声が決選投票では大きな影響が出るといえます。
全文はこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/84eed460199b091425f98...
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