「戦争が終わり、生活を立て直せる」「やっと家族に会える」。
パレスチナ自治区ガザの和平計画の「第1段階」で合意したとの発表を受け、ガザ住民やイスラエルの人質家族は9日、一斉に喜びを爆発させた。
2年にわたる戦闘の終結とイスラム組織ハマスが拘束する人質の解放が現実になりつつある。
双方から和平を主導したトランプ米大統領に感謝する声も聞かれた。
中東メディアによると、合意の一報が流れると、ガザ住民は街頭に繰り出し、音楽に合わせて手拍子するなどして祝った。
ガザ北部の故郷から中部ヌセイラトに退避したムハンマド・ニハドさん(33)は電話取材に「素晴らしいニュースだ。
これでおびえることなく眠れ、生活ができるようになる」と語った。
南部ハンユニス西方マワシ地区で避難生活を送るムハンマド・ナセルさん(30)は「恒久停戦が実現すればトランプ氏はノーベル平和賞に値する」と評価した。
■トランプ残念…ノーベル平和賞には間に合わず
ノーベル平和賞を授与するノルウェーのノーベル委員会は9日、受賞者を決める最終会合を6日に開いたことを明らかにした。
平和賞の発表は10日に行われる。
今回の発言は、イスラエルとイスラム組織ハマスの間で成立した停戦および人質解放の合意が、今年の平和賞の選考に影響を及ぼさないことを意味する。
パレスチナ自治区ガザ地区での2年間にわたる戦闘の終結に向けた大きな一歩とみられるこの合意は、ドナルド・トランプ米大統領の圧力によって成立した。
トランプ氏は、自身がノーベル平和賞に値すると繰り返し述べており、最近では「もし賞をもらえなければ、それは米国に対する大きな侮辱だ」と語っていた。
https://news.jp/i/134895084156172713...
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