2009年2月、日本ユニセフ協会は公式サイト上で「アグネス・チャン氏をソマリアに派遣し、
内戦で犠牲となっている子供たちの支援活動を行う」と発表。
これについてアグネス氏も、「遺書を書きました」等と自分が参加する企画がいかに
危険であるかをアピールしていた、とされる。
しかしその後、日本ユニセフがアグネス氏を派遣したのは、ソマリア南部のモガディシオを
はじめとする内戦激戦地ではなく、ソマリア北部の比較的安全な地域「ソマリランド共和国」
のみで、ソマリア南部の内戦激戦地帯には派遣していないことが判明した。
このため、
「”遺書を書いた”などとあからさまに危険性を吹聴しておきながら安全な地域しか
訪問させないのは欺瞞ではないか」
「”内戦の被害に遭っている子どもたちを救う”と言っておきながら、内戦と関係の無い
安全な地域だけを訪問させたところで何の効果もないのではないか」
など、様々な議論を呼んだ。
この件について、大きな話題となったため、問題視した週刊新潮が2010年3月に
日本ユニセフ協会に事実関係を取材。
(アグネス氏本人にも取材を行ったが、日本ユニセフに問い合わせて欲しいとの
回答しか返ってこなかったという。)
この時の日本ユニセフ協会からの回答は以下のものだ、とされる。
「貴誌で本件をお取りあげになられた場合、記述の<事実誤認に基づく誹謗中傷>が
ネット上などで行われている現状も鑑み、その反響次第では、本信ならびに〇〇様(新潮記者のこと)
のご質問の文面を当方ホームページなどで公開させていただく所存です。予めご了承ください」
日本ユニセフ協会からの上記回答文について、週刊新潮は2010年3月25日号の記事内で、
「これって、脅し?」と回答した。
また批判者からは
「人権擁護を目指す団体がメディアを脅迫するとはいかがなものか」
「疑問だらけの自称人権団体がついに開き直った」
などと様々な批判が巻き起こった。
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