参政党は27日、国旗損壊罪の新設を盛り込んだ刑法改正案を参院に提出した。
現行刑法は外国国章損壊罪を規定するが、日本国旗を損壊しても罰する法律がなく、改正案は矛盾を解消する狙いがある。
神谷宗幣代表は「他国の国旗も、わが国の国旗も、大事にされなければならない。
同じように扱うといった至極全うな要求だ」と記者団に語った。同党にとって初の単独での提出法案となる。
◆「自国の国旗に尊敬の念を」
先の参院選を巡り、同党は街頭演説で日本国旗に「バツ印」を付けて抗議される場面があった。
神谷氏は、この直後に法案提出を指示したといい、「正直こんなことが許されるのかと思った。とんでもないことをする人がいる」と不快感を示した。
国旗損壊罪を巡っては、「表現の自由」への抵触を指摘する声があがる可能性もある。
神谷氏は「人権はすべて公共の福祉による制約がかかる。
(国旗の損壊で)国をおとしめられ、多くの人権も傷つけられる。表現の自由で認められるものではない」と強調した。
国旗損壊罪が存在しない背景に関しては「日本の戦後教育やイデオロギーがおかしい。
例えば米国のシールを(身の回りに)貼っても何も言われないが、日の丸を貼れば『右翼』といわれる。
『日の丸イコール右翼で過激な人』というイメージがつけられている」と指摘し、「自国の国旗に対する尊敬の念を持ち直せば、そうはならない」と訴えた。
https://www.sankei.com/article/20251027-TTDABZPYRZCVF...
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