葬式・僧侶に“不要論”現役僧侶の危機感


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190 2025/03/29(土) 07:41:57 ID:n.Fa6hXr4o
死後に天国や極楽に生まれ変わることを説くことは、宗教にとって最大の武器だった。
それに人々がすがったのは、それだけ現世での暮らしが苦しいものだったからである。

私たちは今、自分たちが生きている現世よりも素晴らしい来世を想像することが
できるのだろうか。
浄土教信仰を説く僧侶でさえ、浄土の実在を信じてはいない。

もう信じることができないのだ。

そして、新型コロナ・ウイルスの流行は、捨てられつつある宗教に致命傷を与えた。

というのも、宗教は、信者が集まることによって成り立つものであり、
密集を回避しなければならない状況では、その活動に大幅な制限が加えられるからである。

感染拡大を恐れて、葬式さえ挙げることが難しくなった。

いったん人々が宗教の世界から遠ざかれば、ウイルスの流行がたとえ終熄しても、
元の状態に戻ることは難しい。

宗教がなくても生活は成り立つ。
それを一度実感してしまえば、宗教の必要性をふたたび感じることはできなくなる。

人類の歴史とともに歩んできた宗教は、今や過去のものになろうとしているのである。

(宗教学者 島田 裕巳)

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