その「色」にはワケがある!意外に知らない“色のワケ”を徹底調査
レタスやセロリ、カブなどの野菜も、テープは紫色です。なぜ「紫色」なのか
色彩専門家 南涼子さん「“心理補色”といって、色の組み合わせ『色相環』というのがあるんですが、
反対側にある色なんですね。この2色というのは、お互いを引き立てあって、より鮮やかに感じさせる
効果というのがあります」
マグロの赤身に大葉(緑)が添えられているのも、この“心理補色”が使われているんです。
ちなみに同系色を使うと、食べ物が新鮮に見える効果があるそうで、ミカンのネットに赤が多いのは、
そのためなんだそうです。
街でよく目にする交通ルールなどを指示する「道路標識」のほとんどが、青。
南さん「人間の目は暗い時間帯になると、短い波長の『青』が視覚的に見えやすい。
昼・夜・夕暮れ、どんなときでも比較的見えやすい」
ちなみに、「進入禁止」などは、赤。心理的に“危険”を伝える効果があり、注意をひきやすいんだそうです。
そのため「火災報知器のボタン」なども、赤です。
非常口の場所を知らせる「非常口のマーク」は、緑色です。なぜ、赤ではないのでしょうか。
南さん「『緑色』は炎の『赤』に対して反対の色。補色関係にあるので火があがっているときにも見えやすい
というのがひとつ。緑色の光は、人間にとって明るく見える、目立ちやすい」
手術着が青緑色のワケ
これにもワケがあり、血液の赤を見続けていると、補色の青緑の残像が残ってしまうそうです。
一度、白を見てしまうと残像が残りやすいそうで、この残像を打ち消すために、手術着を青緑色にして、
手術を妨げないようにしているということです。
段ボールの茶色 専門家「白色より1.2~1.3倍重く感じる」
南さん「色の中でも最も軽く見えるのは白。白にした方が運ぶ人の心理的な負担や、体感的な重さが
軽く感じられることがある」茶色よりも白の方が何となく軽く感じるということなんです。
金庫に黒色が多いワケについて、南さんは「『重くて持ち去りにくい』という印象を与え、防犯につながる
側面もある」と話していました。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/193405...
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