参院選「自民敗北」で何が起きる?
波乱含みの政局シナリオ…ポスト石破を探る永田町
自民党が国政選挙で大敗すると、政局に発展する。
今回も永田町の関心は選挙結果自体より、政局の動向に移っている。
一番の焦点は「石破首相の去就」だ。
石破自民党は就任直後の2024年10月衆院選に続く敗退。通常なら退陣が濃厚だ。
どんなシナリオが想定されるのか。
まずは、「岸田文雄・前首相の再登板」である。ポスト石破をめぐり、
前述の高市氏のほか林芳正官房長官、小林鷹之・元前経済安全保障相、
加藤勝信財務相らの名前があがるが、現時点で、岸田文雄氏の存在感が上回っている。
年齢もまだ67歳。今なお派閥を維持する麻生太郎元首相の支持があれば
党内世論は岸田氏に傾き、「岸田自民党総裁、岸田首相」は実現する可能性がある。
「玉木首相」という秘策
奥の手は「玉木首相」だ。国民民主党の玉木雄一郎代表を首相に擁立し、
自民、公明、国民民主党の「自公国連立政権」の設立である。
玉木氏自身、従来から夏の参院選後の政権の構図について、「今の政党の枠組みが
そのまま残るとは思えない。選挙結果によっていろいろ政治の状況は変化する」(5月)
などと述べ、政界再編の可能性に言及。さらに自身の首相就任への意欲についても
「公党の代表である以上、当然ある」と意欲満々なのだ。
「玉木首相」でなくとも国民民主党の連立参画はあるかもしれない。
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250720-OYT1...
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