永田町が動き出した!「サマータイム」導入で日本経済がよみがえる
皆が忘れているであろう、ある制度が永田町で再び注目を集めている。
夏のあいだ、全国の時刻を標準時より1時間進める「サマータイム」だ。
第一生命経済研究所首席エコノミストの永濱利廣氏
「仕事後の明るい時間が増えれば、ショッピングや外食をしたり、娯楽施設を
利用する機会が増えるでしょう。それに伴い夕暮れ時のイベントなども
企画しやすくなります。習い事や趣味、スポーツに費やす時間も生まれます。
また昨今インバウンドが増えていますが、夕方の観光時間が延長されれば、
観光客の消費活動が促されるでしょう」
反対派の意見
まず挙げられるのが健康面の問題だ。時計を1時間も早めたら、
体内時計が乱れ、体に悪いのではないか。
日付や時刻に関わるシステム変更が面倒だとの声も。
「最近のパソコンやスマホは、ネットワークプロトコルで同期しているため、
夏時間に自動的に対応します。航空・鉄道会社は事前にスケジュールを組み
立てればいいだけですし、銀行や証券取引所も定期的なシステムアップデートに
組み込むだけで対応可能です」
住環境計画研究所代表の中上英俊氏
「'07年に我々が試算したところ、サマータイムの省エネ効果は、原油換算にして
年間約91万kLでした。今は照明もLED化されていますが、それでも年間50万kLほどの
省エネ効果はあるでしょう。少しでも効果があるならやったほうがいいし、
毎年2回の時間の切り替えに際し、環境問題を考えるきっかけになります。
日本人は変化を嫌い、面倒だからと改革をしてこなかった。その結果が、
『失われた30年』ではないでしょうか。明るい余暇時間が増えれば、各々が
その時間で何をすればいいか考えるようになり、日本人の自立心も育つでしょう」
自民党税制調査会長の宮沢洋一氏
「仲間の議員らと議連を作って、検討を始めなきゃいけない。導入に尽力していきます」
サマータイムで、日本にも明るい未来がやってくるかもしれない。
https://gendai.media/articles/-/15768...
返信する