
「上野から再びパンダがいなくなる状況が怖い。
景気への影響も大きいだろう」。2頭の両親で2011年に
来園したリーリーとシンシンの誘致に尽力した
上野観光連盟名誉会長の二木忠男さんの表情は険しい。
二木さんは2008年にリンリンが死に、動物園にパンダが
いなかった約3年間の苦労が忘れられない。
「上野を訪れる観光客が減り、経済だけでなく、街全体の
雰囲気が沈むのを実感した」と振り返る。シャオシャオと
レイレイの返還期限が来年2月に迫る中、二木さんは何とか
新たにつがいのパンダの誘致を確約できるよう都や国などに
訴えてきたが、日中関係は冷え込みが続く。「政治とパンダは
別問題だけど……」。二木さんはそう言ってため息をついた。
松坂屋上野店は、パンダファンに喜んでもらおうと、双子の
誕生や命名時、毎年6月の誕生月にイベントを開催してきた。
現在は返還に向けたイベントを企画中といい、広報担当者は
「寂しい思いを抱くファンの気持ちを考え何ができるか考えて
いきたい」と話した。
小池知事は15日、報道陣の取材に「親のリーリー、シンシンの
来日から、シャンシャン、そして双子のシャオシャオ、レイレイの
誕生など、ジャイアントパンダの繁殖や研究について大きな成果を
上げてきた。様々な思いがあるかと思うが温かく見送っていただきたい」
と話した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20251215-GYT1T00401...
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