>>26 >>31-32だけどね
5大商社とかに例えたけど別の例えを用意するなら・・・盆栽
丁度、ブームなので尚更の事なんだが、小さな盆栽が数百万円もするわけよ。
普通に庭木屋さんが松の木を育てて売っても数百万はしないわけよ。
これこそが付加価値。
もちろん食の安全保障という観点なら食料自給率はある程度担保する必要があるし
「儲かるから」という理由で皆が皆が盆栽ばかり育てるわけにはいかない。
しかしね知り合いが23区内で「じゅんさい」を栽培する農家なんだが
田畑の単位を良く知らないから広さは上手く説明できないけど、そう広くない区画に
水を張ってテントで覆い「じゅんさい」を栽培していて、物凄く高利益な農家なんだな。
上述、皆が皆、盆栽やジュンサイを栽培するわけにはいかないけれど、そういう
付加価値の高い産業が農業に限らず増えていくと「一人当たりの生産性」は高まる。
そもそも、今は日本の製造業でも例外なく「水平分業」なわけで一から十まで内作
なんて産業は稀。
美味しいところ取り(要は付加価値が高いところ)して行けば良いんだよ。
旬な話題で言えば、それが今なら半導体産業でしょ?
他方、例えばボタン(衣服につけるボタン)なら手彫りの貝ボタンだけ残して
プレス製造するような安物、つまりは付加価値が低いものは斬って捨てれば良いんだよ。
これが選択と集中ね。
切って捨てると言っても、これがアフリカの国に行けば花形産業になるかも知れない。
富の分配という意味でも、今の我が国にとっては低付加価値になるけれど、国によっては
高付加価値な産業になる所に移管するのは大変意味のある事。
平和ボケの日本人には理解できないかも知れないが、特に欧米諸国にとっては兵器が
食と並ぶほど重要な安全保障上のパーツなんだけど、有事の際に弾丸さえ調達できない
というのは2度の世界大戦を経験した彼らからすると論外なんだな。
それでも今は選択と集中が優先されている。
翻って日本
上述のように、順当に考えるとアフリカあたりに最適な産業だよね~
というような産業が沢山、ゾンビのように残ってる。
仮にも先進7か国の一角なのだから、先進国に相応しい産業構造に変革すべきところが
低付加価値産業にしがみつく、あるいわ「それしかできない、それしか能がない」そんな人が
沢山いるわけ。
これを変える事も生産性を上げるためには必要で、それは仮に人口が減る事とは無関係。
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